2010年6月7日月曜日

違う地へ

5月半ばにインドに戻りアーユルヴェーダ病院で最後のお仕事。

ケララはやっぱり暑かった。6月から雨季のはずなのに全然雨が降らない。夜に雷を伴うシャワーが降って涼しくなるけど次の朝はまた日が昇って暑い一日。暑さ好きの私もさすがに今回は「あっつー!」と思った。でもそんなケララが好き。

ケララにずっと住もうと思って日本を出た訳だけど、3年たって離れるとは思わなかったよ。人生何があるかわかんないねー。

ケララ、特にカヌールはホントにいい所だと思う。長く住んでると住みにくい部分が見えてやりにくい事もあるけど、でも好き。私にはとってもいい場所。日本から来るアーユルヴェーダの生徒さん達もみんな「想像してたインドと違っていいところですね~」って。カヌールから出て他の場所に移動しようとか全然思わなかった。

今回サウジアラビアからカヌールに戻って、町中を行き来してると、「なつかしいな~。この店にはよく来たな」とかっていうことをよく思った。いままでお世話になったカヌールの皆さんありがとう。よく行くお店の店員さん、ご近所さん、カヌールに住んでる外国人の友達、一番世話になったのはやっぱりアーユルヴェーダ病院のドクターとスタッフ達。カヌールに居る友達に最後にあまりちゃんとした挨拶できなかったのごめんなさい。ほんとにみんなに感謝してます。

カヌールにはいつかは戻る時があると思う。ちょこっとだろうけど。

今後はサウジアラビアに滞在。ビザの関係でまたどこかに行ったり来たりするだろうけど基点はサウジアラビアのジェッダ。

私も世界中色々旅したけど、インド行った後はもう旅はいいやと思って中東は訪れる機会が無かった。中東は訪れてみたい地でもあったわけだけど、住むとは思ってなかったなぁ。

さあ、今後はどんな生活かな?

2010年5月10日月曜日

テレビ番組

一昨日、ウチのセンターにテレビ番組の取材が。そして昨日放送。

他のニュースが終るのを待ってやっと!と思ったら5分くらいで終了。場面は中医師が鍼打ってる所、中国人セラピストが足裏マッサージしてる所、とディレクターがシロダーラポットを背景にインタビューに答えてる場面。

アーユルヴェーダの施術も撮影したんだけど映ってなかった。残念。アーユルヴェーダはサウジで認められてないからカットされたのかな?それとも次回に回されたのか?

これはニュース番組の一コマで「サウジアラビアで個人事業を始めた人達」みたいなタイトルだったらしい。ウチのセンターの他に車の修理をする会社が紹介されてた。

なんでこんな事がニュースになるかっていうと、サウジアラビア人は通常車の修理工とかマッサージセンターなんて仕事はしないらしい。そういう事を仕事にしてる人は海外出稼ぎ人ばっかり。(まあ実際ウチのセンターのセラピストやドクターはインド人と中国人だけど)

車の修理会社を始めるなんて言ったら普通は家族や親戚から「なんでそんなことしなくちゃならないの?」とかって反対があるらしい。でもこの会社始めた人は別に恥とも思ってないし自分の仕事に誇りを持ってる。ウチのセンターの女性ディレクターは自らヨガ教えたりしてるわけだけど、彼女もやりたい事をやっている。ラッキーにも彼女の家族はオープンなので反対は無かったらしい。次回はヨガについて取材に来るって言ってた。

残念ながら私はタイマッサージの授業中だったので撮影無し。生徒さん全員女だからTVに映るんだったらアバヤ着ないとね。でもそれだとマッサージできないし。ははは。

毎日の生活

8時に起きる

9時に仕事場へ。1時まで仕事。と言っても患者さんが来ないと何もする事無くてネットしたりしてるんだけど。

1時に家へ。お昼ご飯当番の人がお昼ご飯の支度。お昼食べるのは2時か3時頃。その後お昼寝。

5時にまた仕事場へ。9時半まで仕事。今はタイマッサージのクラスがあるので6時から9時半まではクラス。

9時半頃帰宅。私と彼は夕飯当番なので帰ったらすぐ夜ご飯の支度始める。ご飯が出来上がったらシャワー。夕飯食べるのは夜の12時くらい。寝るのは2時くらい。

毎日こんな生活ダス。

たまに買い物に行く時は夜のシフトが終ってから。

サウジアラビア人は夜寝ないっぽい。(その代わり昼寝る)

2010年5月4日火曜日

サウジアラビア

おー、2ヶ月も日記書いてなかったのか。前回の日記の後、引越して約1ヶ月後、サウジアラビアのビザを取りに日本に一時帰国。ビザ取得が思ったより難航して3週間。今はサウジアラビアのジェッダです。リヤド・メディカル・チャイニーズ・センターと言う所で相変わらずマッサージの仕事してます。アーユルヴェーダとタイマッサージ。 ブログのタイトル変えないと。。。

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サウジアラビアなんてぜーんぜん情報無いからどんな国なんだろうと思ってたけど、来てみて約10日、やっぱりどんな国なのかよくわからない。。。だって外出しないから。週6日は仕事で家と病院の往復のみ。これが超近い。勤務時間が9時-13時と17時ー21時。昼休み5時間あるけど家に帰ってご飯作ってお昼寝だけ。この時間は暑くて外に出れないし、店もみんな閉まってるし。出かけるとしたら仕事終了後の21時以降。店は0時くらいまで開いてる。こちらの人は夜が活動時間みたい。

気付いた事をずらずら並べてみると。。。。。

ジェッダはだだっ広い。町の中心、ってのはなくてすべてのものが色んな場所に広がってる。道路も広い。土地はあるみたい。砂漠だからか???

高い建物はちらほら。超高層ビルはない。だいたいみんな2~5階建てくらい

サウジアラビア人はデブが多い。

サウジアラビア人女性は何もしない。男性には会う機会がないのでわからないけど、サウジ女性、何もしない。家にメイドが居るので片付けとか荷物持ちはやらない。この国は女性が男性に「あれやって、これやって」って言うみたい。

この国に働きに来てる人はアフリカ人(エチオピア、スーダン、ナイジェリア、ケニヤ、ソマリア等)、アジア人(フィリピン、インドネシア、インド、バングラデシュ、等)多し。

イスラムの国なので、女の人は外出時はアバヤ(黒装束)を着て、頭にはスカーフを巻く。これは外国人でも誰でも。でもジェッダは他の年に比べてオープンなのでスカーフしてなくてもそんなにとがめられない。スカーフの色も黒じゃなくてもいいし。首都のリヤドだと顔も黒で覆うらしい。でも女だけとか家族だけになったらアバヤもスカーフも取ってOK。アバヤの下はなんでもいい。マッサージに来る患者さんしか見てないからなのかもしれないけど、彼女らはアバヤの下はTシャツとレギンスだったりする。タイマッサージのクラスに来る50代の美人マダム生徒さん、スッゲー胸元の開いたシャツ。で、巨乳。売ってる服見るとタイトなやつとかセクシーなヤツ結構ある。

水は貴重。センターも家も3日に一度くらい水を買わないといけない。飲料水も普通の水も買う。生活用の水は水タンク車が来てビルの屋上にあるタンクを満たす。お金を払わないと水が無い。

さすがにガソリンは安い!1リットル15円!!安っ!
水の値段いくらか分らないけどたぶんガソリンの方が安いんじゃないか?

イスラム暦なので木金が週末。

移動は全て車。誰も道歩いてない。特に昼間。タクシーも多い。道路が広いので車は飛ばす飛ばす!!

サウジアラビア人、時間に遅れる。患者さん、アポの時間より20分くらい遅れて来る。「今行く」って言ったら「今来る」んじゃなくて「今から家を出るところ」らしい。

サウジアラビア人、わがままで何も出来ない。多分子供の頃からメイドに何でもやってもらって、甘やかされて育ったからだと思う。靴のヒモ結んだり、ジュースの蓋開けられなかったりする大人も結構いるみたい。

モノはなんでもある。まあこの国は石油でお金があるからモノは外国から買えばいくらでもあるのよね。

今のところこんな感想かしら。他にまた気付いたら日記に書くね。写真はまた今度!

2010年3月6日土曜日

子犬その後

産まれたときは7匹いたけど、今残り3匹になっちゃった。。。。

なぜかというと。。。

世界残酷物語。。。(?)

まず死んだ(と思われる)1匹目は他の子犬に比べて全然育ってなくて、ある日見たら居なくなってた。ので、死んじゃったんだと思う。

次に親が黒子犬を食べてるのを目撃!この子犬どうやら怪我をしてたみたい。で、死んじゃったから親犬は食べたんだと思う。

そしてしばらく5匹居たんだけど、ある時見たら子犬の背中(首の辺り)に穴が!!しかも2匹!そしてその後見たら穴が大きくなってた!

そして今日。。。。お母さんは子犬を食べてました。死んじゃったんでしょう。

で、もう一匹の穴の開いてた子犬も半分食べられてた。
お母さんはお腹が一杯になっちゃったんでしょうきっと。

子犬の背中の穴はたぶん大きい鳥にやられたんじゃないかと思う。鷲とか鷹みたいなのが来てたから。。。

死んじゃったらやっぱり食べるのが動物なんだろうな。どこかにほっぽって他の動物に食べられるよりは自分で食べた方がいいもんね。埋めるっていう手もあるけど。。

7匹から3匹。ジャングルでもないのにやっぱりこういう事は動物界では起こるんだね。

生き残った2匹の黒は元気。1匹は貰い手がついて良かった!
1匹のベージュのヤツはちょっと弱いがなんとか生きてる。がんばれ~!

引越し

引越しまであと4日。
でも何も荷物つめてない。

この家には大分世話になったな~。2年以上住んでいろんな人が滞在した。

いい家だったな~。周りの環境もいいし、家自体もいいし。

次の家はビーチ沿い。ビーチに面してると海風が入っていろんなものにダメージを与えそうだけど、この家は1件奥だから大丈夫かな。

町からはちょっと離れるけどスクーター買ったので大丈夫!

今の家、結構ガタが来始めてるので引越し時かも。

引越しした方が持ち物も減るし、いいよね。

ちょっといろいろ環境の変化がある今日この頃。

change is good

無事引越ししたらまたお知らせします~。

2010年2月9日火曜日

産まれたーー!


















いつの間にかウチに出入りしてた黒犬。いっつも寝てる。お腹が大きいし、乳首も日に日に大きくなって行くので、妊娠してるんだ~、とみんなで追い出しもせずほっておいたら。。。。

ある日突然、産まれてた!どうやら夜の間に産んだらしい。写真は産んだ次の日の朝。

家の斜め前の地面に穴があいてて、(ウチの敷地内)そこで産んでた。

数えたら7匹。黒が4匹、白が3匹。

猫派だけどやっぱり子犬はカワイ~。

あとおまけで、子牛の写真は彼の家のウシが出産。生後2日め。はぁ~かわいい~

2010年1月24日日曜日

結婚式@タミルナードゥ

















タミルナードゥ州に住んでる友達の息子さんの結婚式によばれてきました~。

場所はポンディチェリーの近く、オーロヴィル。と言っても私の友達はオーロヴィルの人ではなく、オーロヴィルの近くの村に住んでるタミル人。

このアーユルヴェーダ病院で働き始めてから初めての長期休暇ってのもうれしい

ヒンドゥー教徒の結婚式なんだけど、私の住んでる北ケララ、マラバー地方のそれとはだいぶ違って面白かった。

結婚式当日より前2日間は朝5時に新郎へのセレモニーが自宅の屋上で行われた。新郎は上半身裸で下は白のムンドゥ(ドーティ)。セレモニーに使われるいろんな器具(?)等が並べられた場所に新郎が座る。新郎を祝いに来た女性達、一人一人が新郎の額や腕や背中ににターメリックの粉や赤い粉を塗ったり、ローズウォーターを振りかけたりする。おかげで新郎の顔は赤や黄色の液体が流れてる。。面白い事にこれ、女性だけが行うみたいで、男性陣は横の方で座って見てるだけ。1時間くらいで全て終了。これは2日間行われるそう。

当日も朝早く起きて4時半に迎えのバスがこの家へ。みんなでマイクロバスに乗って約1時間。マイラムというお寺へ。お寺へ着いた時はまだ暗かったけど、式の準備をしてる間にだんだん夜が空けて来た。

プジャリさん(お寺の人)が、式が執り行われる場所に座り、この日の為に彼女の家で買いそろえた素焼きの壺、ランプ、ヒモ、木、葉っぱ、粉、ココナッツ、等ナドがまず並べられる。お寺から「式にはこれとこれとこれとこれと。。。。が必要だから当日必ず持って来る様に」と言われ、彼女の家では毎日買い物に行き、「あ、これ買うの忘れた!」と、また次の日に買い物に行き。。。というのが続いたらしい。

プジャリさんが新郎新婦に「このヒモを彼女の腕に結んで」とか、「花輪をお互い交換して」とかいろいろ取り仕切る。やっぱり初めての事だから当人は何していいかわからない、ってのは全国共通だな。

日本だったら「結婚指輪の交換」ってのがメインだけど、こちらでは「黄色いヒモを花婿が花嫁の首の周りにかける」ってのがメイン。この黄色いヒモにはゴールドが着いていて、このヒモはいつでも身につけている。あと、タミルナードゥではトゥリング(足指輪)をしてると既婚の印。親戚の子供が新郎の足の指にリングをはめ、その後新郎が新婦に足指輪をはめる。

新郎新婦が並んで座っている後ろから親戚のみんながゴールドのコインが着いたヒモを二人の額に結ぶ。二人の額にはいくつものゴールドコインが着いたヒモが結ばれる。双方の両親の足の甲にターメリックと赤い粉を塗ったりもした。

式の間はラッパと太鼓が鳴っててかなり音楽がうるさいんだけど、それにもまけず、「あーしろこーしろ」という親戚のおじさんの声もかなり大きかった。私の友達は自分が出す初めての結婚式(長男の結婚式なので)なので、かなり大変そうで、ちゃんと事が進むかいろいろ取り仕切って疲れてた。。

この日は日がいいらしく私達も含めて5組が結婚式あげてた。

この花嫁さんのサリー、チェックでかわいらしい感じ。花嫁衣装サリーってもっとゴージャスなものかと思ってたけど、この地域ではこの柄が花嫁衣装サリーらしい。他の組の花嫁さんもみんなこういうサリーだったし。

式自体は1時間くらいで終了。そのあとお寺の境内(?)で朝ご飯が振る舞われた。これも新郎側持ち。バナナの葉っぱの上にイドリ、プーリ、ポンガル、ワダ、などいろんな南インドの朝ご飯メニューが勢揃いで美味しかった~。

夜はセレモニー会場で新郎新婦のお披露目会。新郎新婦は壇上に立ってそれぞれの親戚や友人がご祝儀もって祝福に来る。プロのカメラマンも居る。2階ではご飯が振る舞われてみんなそれを食べて帰って行く。引き出物(?)はココナッツ1個とパーンの葉。

かなりの人が来たみたいで、予定してた人数よりもより多く人が来たらしい。なので食事が足りなかったとか。。。この日の為に友人宅では米や野菜やらその他料理に使うもの全てをすっごーい単位で買いそろえないといけなかったらしい。

この新郎新婦、ほほえましい。インドの結婚式ってあまりよく知らない人同士が結婚するから結婚式当日、当人達がうれしそうじゃない(微笑んでない)事が多いのよね。でもこのカップル、特に新郎がすっご~く嬉しそうなのよね 微笑ましいわ~。きっといい夫婦になることでしょう。この日の5組のうち、うちらのカップル(って言うのも変だけど)が一番美男美女カップルだったわ~。

みんなで写ってる写真は新郎新婦、新婦さんの横には新郎の両親(私の友達)、新郎の横はその弟君。色んなカメラが写真撮ってたからみんな見てる方向が違うね。。

調理器具等の写真は、新婦の親からのプレゼント。冷蔵庫やベッドのマットレス、いろ〜〜〜んな調理器具やお皿や壺や。。。この新婚夫婦は同居なんだから(花嫁さんが新郎の実家に引越して来る)、ホントはこんなに要らないのよ。私の友達は「うちはこんなにいろいろあってもしょうがないから要らないって言ったのにっ!」って。それにしてもこんなにいろいろ買ってくれちゃうんだねー花嫁さんのご両親。日本じゃそうはいかないか!?

2010年1月13日水曜日

新年早々

いろんな事がありました。しかも変な出来事ばっかり。

新年早々、、って言うけど前々新年、って感じしない。
携帯の会社から「新年度プロモーション!」なんていうメッセージがよく来るけど、「新年でもないのになんで新年度プロモーション?」って本気で思ってたら実は1月だった。

色んな出来事とは。。

井戸のモーターが落ちた

蟻に唇かまれた

そして、歯を抜いた。。。

去年の10月くらいから痛かった奥歯、結局抜くはめに。。。歯は悪くないけどたびたび起こる炎症の為にその骨が退化してるって。このまま行くと隣の歯にもダメージが行くので隣の歯を守る為にもこの歯は抜いた方がいいと。。これってインド行く前の左奥歯の時と同じだ。あー悪くなってない歯を抜くのってなんかヤだ。

歯を抜いた時は麻酔もしてたし全然痛くなかったけど、やっぱあの「メリメリッツ!」って音が嫌だ。何ともなかったけどやっぱり身体や心はダメージを受けてるっぽい。処置後に飲む抗生剤も嫌だ。

もうひとつ。

引越さないと行けなくなった!!

家のオーナーがなにやらこの家をリメイクするらしく、3月には工事を始めるので2月いっぱいで出ないと。今新しい家を探してるけど、こんなにいい家が見つかるかどうか。。この家はほんと、いい立地条件で家自体もいい。

この際家買っちゃう?そんなに安くはないが。。。ケララ様式の家に住みたいな。

伝統的なケララ様式の家は今数少なくなってる。みんなモダンなデザインの家を新しく建てる。伝統的なケララ様式の家は今では貧しい象徴みたいだ。悲しい事だね。日本も昔そうだった。藁葺き屋根の古い木造の家って今じゃああんまり見ない。藁葺き屋根でなくてもいい、瓦屋根でもいいけど。ケララ様式の家を造れる職人さんも減ってるみたい。

この家、2年以上住んでるので物も大分増えた。引越し面倒だなー。
でもchangeはいい事だからがんばらなくっちゃ。